
- 1986年入社。前職は化粧品の訪問営業。営業先で知り合った当時の支部長から熱心な誘いを受け、充実した福利厚生制度や定年まで働けることに魅力を感じ住友生命に転職。2011年に定年退職を迎え、現在も再雇用制度で勤務。2016年に勤続30年表彰を受ける。
私がこの仕事を始めたのは30代半ばの頃。当時、育ち盛りの息子(小学6年生)と娘(小学1年生)の2人の子どもがいて、家計やその先の教育費などのことも考え「働くなら、福利厚生がしっかりしていて定年まで勤められる会社で」と住友生命に入社しました。仕事に一生懸命取り組む一方で、家族に負担をかけまいと、下の娘が小学校のうちは時短勤務で夕方早めに退社。子どもたちにそれほど淋しい思いをさせずにすみました。家でも仕事の話はしませんでしたので、娘は高校生になるまで私の仕事がよく分からなかったそうです(笑)。こうして仕事を続けてこられたのは、家庭と両立できる環境が整っている住友生命だったこと、また、私が頑張ることで、家族がもっと良い暮らしができれば……という想いがあったからです。

もともと私は社交的な性格ではなく、担当することになった企業を訪問しても、最初の頃はただ笑顔で社員の方々にご挨拶するぐらいしかできませんでした。でも、かえってそれが良かったのでしょうか、毎日通ううちにお客さまのほうから声をかけていただけるように。おかげで担当企業のみなさんととても良い関係を築くことができ、徐々に活動の成果も上がっていきました。また、それに伴って収入も増え、経済的にもゆとりができるようになったんです。コツコツ仕事を続けるうちに、念願だったマイホームの夢も実現できました。


私がライフデザイナーとして頑張ることで、希望する進路など子どもたちが望む道をバックアップすることができました。すでに子どもたちは成人し、私も無事定年を迎え、いまは再雇用制度で仕事を続けています。そして、私が特に勧めたわけでもないのですが、娘も同じライフデザイナーの道を選んでくれました。娘は私よりもずっとしっかり者で(笑)、入社して5年が経ついま、所長として新人さんたちの指導にも熱心に取り組んでいます。彼女に私のお客さまを引き継ぐつもりですが、30年間ライフデザイナーを続けてきた私にとって一番の財産は、親しくおつきあいさせていただいた、たくさんのお客さま。そのお客さまを我が娘に託せるのは、たいへん幸せなことです。娘も住友生命に入社してから「お母さんはすごいね」と言ってくれ、親として誇らしくこれまで頑張ってきて本当に良かったと、また住友生命にも感謝する日々です。
